西前頭7枚目明生(23=立浪)が自己最高番付で初の2桁白星となる10勝目をマークした。大翔鵬と五分の立ち合いから左で前まわしを引き、機をうかがってから寄り切った。

「相手は力が強いんで、焦らず前に出ないようにした。良かったです」と喜んだ。

11年名古屋場所の序ノ口デビューから48場所目、幕内通算5場所目。「2桁勝つのは大変だなと思いました」。12日目には初の三役との対戦で、今場所大関復帰を決めた関脇栃ノ心を一方的に寄り切った。「いろんな経験ができました。(三役は)やっぱりすごく高いところにあると思うけど、近づいてはいると感じます」。こつこつ努力を重ねる男は来場所の番付で平幕上位に名を連ね、三役力士との対戦が増えるのは間違いない。