宮城野部屋の滋賀・長浜合宿が12日に始まり、横綱白鵬(34)が軽快な動きを見せた。

春場所千秋楽に痛め、夏場所全休の要因となった右上腕部は順調に回復しているようで、この日は弟弟子の平幕炎鵬と三番稽古を15番。観客約300人を楽しませるように、3番先に土俵を割る場面があったものの、攻めをしっかり受け止め、投げ、突きとバラエティーに富む決まり手を披露した。

白鵬は「右はいいんだけど、左を使いすぎてか(左肘の)古傷がちょっとね」と言いつつ、順調に回復しているかとの質問には「そうだね」とキッパリ。「東京でしっかり準備をして、長浜に来ることができた。ここでしっかりやって、名古屋に乗り込みたいね」。三番稽古後は炎鵬をたっぷりかわいがり、見学に訪れた園児らともふれあい、表情は明るかった。