腰を痛めて名古屋場所(7日初日、ドルフィンズアリーナ)の出場可否が微妙だった、大相撲の横綱鶴竜(33=井筒)が、同場所の出場を明言した。

4日、愛知・東浦町の部屋で取材に応じ「出場するのか」との質問に、間髪入れずに「もちろん」と断言した。痛めたのは1日で、片男波部屋に出稽古した際、同じく出稽古に来ていた新小結竜電との稽古中だったと明かした。その後、2日から3日連続で稽古を行っておらず、この日は午前中から、部屋近くの「昔からいつも行っているところ」に治療に向かった。

現在の状態については「痛めた時(1日)より良くなっている。まだ場所(初日)までは時間がある。安静にしていれば」と、悲観はしていない。5月の夏場所は11勝4敗の優勝次点。同場所のもう一人の横綱白鵬が休場し、今場所は5場所ぶりに東正位で臨む。名古屋場所は昨年まで3年連続で休場しているだけに、今年の皆勤についても「そのつもりで治療している」と、復調への自信さえのぞかせた。