朝乃山(25=高砂)は因縁の栃ノ心に快勝した。

ここ一番で繰り出す頭からぶつかる立ち合いで、右を差し、左上手を取ると一気に寄り切り。先場所は6分近い物言いの末に勝った相手だけに「物言いがつかないように取りたかった。自分の相撲を取れた」とうなずいた。先場所の白星は微妙な判定が物議を醸したが、栃ノ心は同じ右四つで参考にしており「相撲の幅が広がる」と今場所初めて上手を取り、今後の成長を確信していた。