西十両12枚目の竜虎(21=尾上)が、東十両14枚目の明瀬山(33=木瀬)を寄り切り、4勝目を挙げた。

右四つになったが右でまわしがつかめず、我慢の展開。巻き替えてもろ差しとなり、2分54秒の熱戦を制した。

入門以来、最も長い相撲にも「きつかったですけど、まだいけたかな」と元気いっぱい。取組時間を聞くと「そんなに長かったですか」と驚いた。

新十両のため、毎日取組がある本場所は今回が初めて。「楽しいです。リズムがあんまり狂わない。疲れは全然ですが、興奮して眠れないです。アドレナリンが出まくって。寝るのは1、2、3時くらいになる」。朝稽古のため午前7時には起きているが、1、2時間の昼寝で睡眠不足を補っているという。

白星も2つ先行し、充実の時を迎えている。「今が一番楽しい。頑張りたいですね」と最年少関取らしく、輝いている。