祖父が元横綱琴桜、父が現師匠で元関脇琴ノ若の佐渡ケ嶽親方、西十両14枚目琴ノ若(21=佐渡ケ嶽)が連敗を3で止め、3勝5敗とした。千代の海を押し出しで破った。

「突っ張られると苦しくなるので、思い切っていこうと。体が勝手に動きました」。連敗中は修正点にこだわりすぎ、自分から相撲を崩した。

「土俵際で逆転されるようなもったいない負けがあって、それをなくそうと考えすぎていた。昨日、師匠と話をして今場所の目標、勝ち負けに関係なく、15日間楽しむことを確認しました」

黒星2つ先行で中日を終えた。「1日1番しかない。今日のように毎日出し切っていきます」。吹っ切れたように話した。