関脇御嶽海(26=出羽海)が白鵬に完敗した。手つき不十分で不成立だった最初の立ち合いで横綱に一気に土俵際に押し込まれた。

成立した2度目もやや立ち合い負け。左上手でまわしを引かれる劣勢から何とかもろ差しの体勢に持ち込んだものの、持久戦に持ち込まれ、腰が浮いたところを寄り切られた。

「速かった。攻められなかった自分が悔しい。1回目でビビッた。踏み込みとか、また自分の相撲を見直さないといけない」。白鵬相手に勝ち越しを決め、存在感を見せたかったが、相撲を取らせてもらえず、反省ばかりが口を突いた。