28日から岐阜市で始まる大相撲夏巡業へ、鶴竜、白鵬の両横綱ら力士一行が27日、名古屋市から大型バスで出発した。

名古屋場所で6度目の優勝を果たした鶴竜は「また一から体を作り直したい。頑張ります」と、連覇が懸かる秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)を見据えて意気込んだ。

豪栄道、高安、貴景勝、栃ノ心の4大関が巡業初日から休場するだけに、協会の看板力士である両横綱には一層の期待がかかる。白鵬は「巡業頑張ります。引っ張っていきたい」と責任感を口にした。名古屋場所で技能賞を獲得した人気力士の前頭炎鵬は、場所後に日帰りで故郷の石川に戻ったという。「しっかり休むことができた。大学や新聞社に報告ができた」と笑顔。「肩と足、まずは体をしっかり治して稽古できるようにしたい」と力を込めた。