大相撲の前頭大栄翔(25=追手風)が、2日連続で横綱鶴竜に胸を借りた。10日、福島市で行われた巡業のぶつかり稽古で指名を受けた。前日9日は約3分、この日は約2分、砂まみれになって同じ時津風一門の横綱にぶつかった。

「正直、2日連続とは思わなかった。でも、本当にありがたいです。横綱は思い切りいけるので、ためになる」と、前日以上に手応えを感じている様子だった。

この日、鶴竜が34歳の誕生日だったことは「そうなんですか? まったく知らなかったです」、少しばつの悪そうな表情。特別な日の指名となり、特に目をかけられているのではないかと問われると「たまたまだと思います」と、謙遜していた。