大関栃ノ心(31=春日野)が3度目のかど番となる秋場所(8日初日、両国国技館)に向け、上向きになってきた。4日、都内の出羽海部屋に合同稽古に出向き、関脇御嶽海と平幕の碧山、栃煌山と相撲を取り、6勝6敗だった。

もともと分が悪い碧山、栃煌山ら相手に五分の星。「まだ踏ん張れない。(右脚は)立ち合いで力は入るけど、その次がまだついていかない。(左肩は)かなりよくなった。左手を使えてるしね」。名古屋場所を途中休場する要因となった右膝、左肩の負傷は良化している。「体調はずいぶん良くなった。急には無理だけど、ちょっとずつね」。表情も明るさを取り戻しつつある。