日本相撲協会は6日、審判部が東京・両国国技館で、8日に初日を迎える大相撲秋場所(両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決め、大関高安(29=田子ノ浦)の休場が発表された。

高安は7月の名古屋場所で、左肘の関節内側側副靱帯(じんたい)を断裂し途中休場。夏巡業も休み治療と同時に、秋場所出場へ調整を進めてきたが完治に至らず、休場を決めた。

師匠で、審判部としてこの日の取組編成会議に出席した田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は、前日7日に高安と話し合って決めたと説明。「場所前の稽古が全然、出来ていない。(左肘も)使えていないのでトレーニングはやっていても、相撲にはいろいろな角度からの攻めがある。いろいろなもの(動き)に耐えられるようにしないといけない」と現状を説明した。

高安の休場は6回目。同親方は秋場所の途中出場を「考えていない」と話すことから、11月の九州場所は昨年名古屋場所以来、3度目のカド番になりそうだ。場所後の秋巡業については「(秋)場所後までの様子を見て」決めるという。