日本相撲協会は秋場所初日の8日、休場した西十両7枚目嘉風(37=尾車)の「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷、右膝後十字靱帯損傷、右膝後外側支持機構損傷、右腓骨(ひこつ)神経まひ」との診断書を発表した。診断書によると、6月20日に受傷し、同28日に後外側支持機構損傷に対する修復術を施行し、現在リハビリ中であるが、今後の追加治療や治療期間に関しては現時点では未定という。

7月の名古屋場所を全休した嘉風は、今場所も全休の可能性が極めて高く、その場合、来場所は幕下に陥落することが確実だ。そのため、師匠の尾車親方(元大関琴風)からは「自分でじっくり考えなさい」と、引退か現役続行か、今後についての決断を委ねられている。