右膝負傷により2場所連続で休場し、約4カ月ぶりに本場所の土俵に立つ関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)が、1場所での大関返り咲きへ白星発進を飾った。埼玉栄の先輩にあたる前頭3枚目大栄翔(25=追手風)を突き落とした。

両横綱は、場所前に日本国籍を取得した白鵬(34=宮城野)が前頭筆頭北勝富士(27=八角)に寄り切られ、まさかの黒星発進。鶴竜(34=井筒)は小結遠藤(28=追手風)をはたき込んだ。

大関陣は栃ノ心(31=春日野)が前頭2枚目逸ノ城(26=湊)に上手投げで敗れた。豪栄道(33=境川)は前頭筆頭碧山(33=春日野)を押し出した。高安(29=田子ノ浦)は左肘靱帯(じんたい)断裂により休場。

付け人への2度目の暴力で謹慎休場した十両貴ノ富士(22=千賀ノ浦)の双子の弟、前頭17枚目貴源治(22=千賀ノ浦)は十両筆頭千代丸(28=九重)に突き落とされ、黒星発進となった。