横綱白鵬(34=宮城野)が「右第5中手骨骨折で、今後約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出し、休場した。今月1日の伊勢ケ浜一門の連合稽古で、前頭宝富士と三番稽古を行った際に右手小指の付け根を骨折。

師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は「1日に折れていたけど、気付かず『これぐらいなら大丈夫かな』と思っていたようだ。でも昨日(初日)の取組で右手が動かず、まわしも取れずに今朝病院に行って骨折が判明した」と説明した。

白鵬は初日に東前頭筆頭の北勝富士に敗れ、金星を配給していた。取組後は「見ての通り」とだけ話し、右手小指について問われても無言だった。

7月の名古屋場所正代戦でも右手小指を痛めていたが、同親方は「その時は筋を伸ばしただけで、冷やすなどして良くなってきていた。今回はまったく別もの。やはり年を取ればケガも多くなる。しっかりと治してもらいたい」と話した。

再出場の予定はなく、10月の秋巡業の参加も現状では未定だという。