東前頭17枚目貴源治(22=千賀ノ浦)が、先場所からの連敗を13で止めた。

西前頭15枚目東龍(32=玉ノ井)との顔合わせで、1度つっかけて2度目の立ち合い。勢いよく踏み込んで突き放すと、浅く左をのぞかせ最後は押し出した。「引かれて負けてもしょうがないながら、やれるだけのことをやった」。先場所は10連敗で終わり、今場所は初日から3連敗。長いトンネルから抜け出し「(この1勝が)いい方向に向かえばいい。まだ始まったばかりなので」と、汗をぬぐってうなずいた。