三役経験者の西十両12枚目勢(32=伊勢ノ海)が新十両の朝玉勢を下し、3勝2敗とした。

立ち合い変化気味に左まわしを取りに来た動きに反応し、得意の右を差すと、すくい投げを打ちながら寄り倒した。

「初顔合わせでちょっとやりにくさはあったけど、時津風(一門)の連合稽古で1、2番とってたんでね。当たって、攻めて、落ち着いて、すごくいい対応ができました」

春場所から悩まされた左脚の蜂窩(ほうか)織炎が快方に向かい、相撲の調子も上がってきた。「正比例でよくなってますね」と満足そうだった。