関脇御嶽海(26=出羽海)が阿炎を下し、序盤戦を4勝1敗で終えた。阿炎特有の突き押しを受け、あごが上がりながら、そこから左に回って突き落としを決めた。

「ま、見えてましたね。余裕があった? はい。攻めさせて? そういう感じですね」。端からは劣勢に見える展開でも、すべて想定内と言わんばかりだ。

黒星発進からの4連勝で、気づけば全勝の貴景勝、隠岐の海と1差につける。白鵬が休場した場所で、存在感を増してきた。「これからっすね。ここで1回リセットして」。中盤戦で、調子をさらに上げていく。