東前頭8枚目隠岐の海(34=八角)が驚異の粘り腰でただ1人、全勝を守った。1敗と好調の妙義龍に先手を許し、右を深々と差し込まれて土俵際に追い詰められた。絶体絶命の体勢から、逆転の右小手投げだ。

「今日は内容よりも、集中してやれた。それだけですね」。勝ちっ放しの7連勝は、16年秋場所の6連勝を更新する自己最長。

「昨日はいい相撲をとれたのに、今日はこんな相撲だった。たまたま勝ってるというだけですね。集中してやりたい。自分の思うようにやりたい。それだけです」と話した。