大相撲の元関脇逆鉾の井筒親方が死去したことを受けて、横綱鶴竜ら井筒部屋の力士3人、床山1人は、鏡山部屋の一時預かりとなることが決まった。鏡山親方(元関脇多賀竜)が、井筒部屋が所属する時津風一門の理事のため。17日、日本相撲協会が東京・両国国技館で緊急理事会を開いて承認した。

協会によると、井筒親方が死去したのは前日16日の午後9時11分、都内の病院にて。

井筒部屋の力士、床山の秋場所出場は認められ、転属先が決まるまでは所属部屋もそのまま井筒部屋になる。その後の詳細は未定。

芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「(一時預かりは)とりあえず、場所が終わるまで。これからですね。(理事会も)定員は満たしていたけど、全員が集まったわけではないので」と説明した。

八角理事長(元横綱北勝海)のコメントは以下の通り。

突然の訃報に接し、ただただ驚いております。生前は、部屋の師匠として横綱鶴竜を育てられました。また協会の副理事として、審判部副部長、巡業部副部長を歴任され、相撲道の発展と継承に尽力されました。まだ50代と若く、さぞ無念のことであったかと思います。生前の功績をしのび、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。