元横綱大鵬の孫で東幕下10枚目の納谷(19=大嶽)が、3連勝で3勝2敗と白星を先行させた。西幕下13枚目の竜勢(鏡山)に立ち合い変化で右に動かれたが、動じずに突き放すと、すぐに主導権を握った。その後も休まずに攻め立て、一方的に突き出した。

「変化は頭にあった。慌てないで、一気に(勝負を)決めるというよりは、いつも通り何回も何回も突っ張っていくことをイメージしていた」と、冷静に振り返った。勝ち越しに王手をかけたがが「あと1番というよりも、あと2番勝つ気で頑張ります」と、勝ち越しの先を見据えていた。