1敗2人が消えて、優勝争いはさらに混沌(こんとん)とした。

前頭10枚目明生(24=立浪)は幕下、十両時代で1勝5敗と分が悪い同14枚目剣翔(28=追手風)に黒星。すぐに2本差したが右上手で引きつられると、土俵際での投げの打ち合いに敗れた。星数で上位力士に追いつかれたが「まだ分からない。終わっていない」と闘志。

連敗となった前頭8枚目隠岐の海(34=八角)は、引いて同10枚目佐田の海(32=境川)を呼び込んでしまった。支度部屋では「明日頑張ります。集中してやりたい、それだけ」と多くを語らなかった。