貴景勝が大関復帰に王手をかけた。押し切れず栃ノ心と組み合う形になりかけたが、相手の左脇をくぐって背後に回り、倒れ込みながら送り倒し。「胸を借りる気持ちで、どんな体勢になってもという気持ちでいった」と必死だった。

今場所から場所入りの際は黒の染め抜きを着用。背中には上杉謙信の軍旗「龍」の字を入れた。「自分が尊敬する武将。身も引き締まる」。好きな戦国武将の力も借りて、2度目の優勝も視界良好となってきた。