日本相撲協会は24日、都内のホテルで定例の評議員会を開いた。

八角理事長(元横綱北勝海)からは、付け人への2度の暴力で今月、引退届を提出、受理された元十両貴ノ富士の件や、後輩の呼び出しへの暴力を認めて辞意を表明している立呼び出しの拓郎の件などについて報告された。海老沢勝二議長(元NHK会長)は会合後、報道陣の取材に応じ「理事長も再発防止を徹底していきたいということだったので、こちらとしても『しっかりとやってほしい』と伝えた。協会の暴力決別への決意を再確認した。委員からは特に異論はなかった」と、やりとりの一部を説明した。同議長は続けて「ラグビーのW杯やこれから五輪もあって、スポーツへの関心は高まっている。相撲も、しっかりとした品格、品性を持ってやっていかないといけないということ」と話した。他には、すでに理事会で決議されている、来年5月の夏場所からの入場料の改定などが報告されたが、いずれも了承したという。