「平成6年世代」の若隆景が、入門から3年弱で新入幕を果たした。福岡・須恵町の部屋で行われた会見では「持ち味のスピードで自分の相撲を目いっぱい取って、勝ち越しを目指したい」。

祖父は元小結若葉山で、十両若元春と幕下若隆元は同部屋の兄と、相撲一家で育った。東洋大を経て17年春場所で三段目付け出しでデビュー。125キロと関取の中では軽量だが、刺激は幕内で活躍する阿炎、友風、炎鵬ら同学年の存在。「平成6年生まれの力士と当たるときは意識すると思う」と心待ちにした。