大相撲九州場所(11月10日初日)で2度目の大関復帰が懸かる関脇栃ノ心(32=春日野)が31日、福岡市の部屋で稽古を行った。

出稽古に来た関脇御嶽海らと申し合いを行い、得意の右四つ、左上手の形で計15番を9勝。御嶽海をつり上げる怪力ぶりも披露した。

この日の福岡市は快晴で、天候によって状態が左右される古傷の右膝も好調。「こういう日はいいね。体の動きも悪くない。(本場所も)膝がどれだけ頑張ってくれるかだと思う」と上機嫌に話した。

栃東(現玉ノ井親方)以来の大関再復帰を目指す九州場所は10日後に迫った。「気持ちの方は大丈夫。上(大関)のときの方が『負けたくない』とプレッシャーがある。思い切り取れると思うよ」と、リラックスした様子で話した。