大相撲の大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が、九州場所(10日初日、福岡国際センター)出場の意向を固めた。取組編成会議を翌日に控えた7日、福岡・篠栗町の部屋で取材に応じた師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が明らかにした。

9月の秋場所千秋楽で負傷した左大胸筋の状態が懸念されていたが、千賀ノ浦親方は「(九州場所は)出ます。胸の違和感はほとんどないってことで。自分の相撲を取れればいい成績を残せると思う」と、万全を強調をした。

部屋の稽古打ち上げとなったこの日、貴景勝は同部屋の幕内隆の勝と三番稽古を行った。不安視された左を駆使して、計10番で7勝。不安を払拭(ふっしょく)して、昨年初優勝を成し遂げた九州場所に臨む。