元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の三男、東幕下7枚目納谷(19=大嶽)は1番相撲で西幕下7枚目芝(27=木瀬)に敗れた。今場所は黒星からのスタート。突き放す展開を狙ったが、四つに組まれて寄られた。

「(組んで)様子を見すぎてしまった。できれば離れたら良かったけど、上手を取られないことを考えすぎた」と肩を落とした。

場所前は二所ノ関一門の連合稽古で幕下上位の力士と相撲を取るなど、順調な調整を送っただけに「いい稽古ができたのでいけると思ったんですけど…」とショックを隠さなかった。

弟の納谷幸成が同じ大嶽部屋に入門し、今場所の新弟子検査を受験。弟が弟弟子となったが「(影響は)まだ特にない」と話す。

埼玉栄高の先輩、大関貴景勝が今場所から大関に復帰し、夏場所以来再び付け人を務める今場所。場所前には大関から直接「今場所よろしく」と声をかけられたという。付け人として支えながら、若き大関の姿勢を見習い、勝ち越しを狙っていく。