元横綱琴桜の孫で、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男、西十両7枚目の琴ノ若(22=佐渡ケ嶽)が勝ち越しを決めた。

彩(錣山)に攻め込まれたが、土俵際で逆転の突き落とし。物言いがついたが、軍配通りとなった。「攻めてたんで、相手の動きに体がしっかり反応した。ほめられた相撲じゃないが、勝てたことはよかったです」。

この日が22歳の誕生日だった。しかし、表情は緩めることなく「うれしいけど、ここで浮かれていたら何もならない。満足せずにしっかり取っていきたい」と逆に気合を入れ直した。