日本人では初となる、史上最多43度目の優勝を目指す一人横綱の白鵬(34=宮城野)が、優勝争い単独トップを守った。竜電(29=高田川)を寄り切りで下し10勝1敗とした。竜電は4勝7敗。

2敗で白鵬を追う小結朝乃山(25=高砂)は、前頭3枚目宝富士(32=伊勢ヶ浜)を寄り切った。朝乃山は9勝2敗とし、敗れた宝富士は4勝7敗。

左大胸筋負傷からの復活を目指す大関貴景勝(23=千賀ノ浦)は、前頭5枚目碧山(33=春日野)を押し出した。貴景勝は8勝3敗とし、大関昇進して初の勝ち越しが決定。碧山は5勝6敗。

前場所優勝の関脇御嶽海(26=出羽海)は、人気力士の小結遠藤(29=追手風)に寄り切られた。御嶽海は5勝6敗。遠藤も5勝6敗とし、明日12日目に白鵬と対戦する。

優勝争いは1敗で白鵬が単独トップ。2敗で朝乃山が続き、3敗で貴景勝、輝、正代の3人が追う。