元横綱大鵬の孫、東幕下7枚目の納谷(19=大嶽)が、2場所連続の勝ち越しを決め、来場所は自己最高位へと番付を上げることが確実となった。

西幕下12枚目の宝香鵬(宮城野)を突き起こすと、休まず攻めて寄り切り。4勝3敗とした。「何をしてくるか分からない相手だったので(立ち合いは)しっかりと見ていこうと思った。変化とかもある人なので。四つに組む形になったけど、自分の方が低かったので問題ないと思っていた」と、冷静に振り返った。

自己最高位の西幕下6枚目だった7月の名古屋場所は、3勝4敗と負け越した。その番付から半枚だけ下の今場所で勝ち越しただけに、来場所は自己最高位となることが確実。勝ち越せば新十両昇進に大きく近づく、幕下5枚目以内へと番付を上げる可能性も高い。「上(十両)と当たるようになると思うので、挑戦者のつもりではなく、同等ぐらいの気持ちで臨めるように、稽古で自信をつけていきたい」と、力強く来場所の抱負を語った。