日本人では初となる、史上最多43度目の優勝を目指す一人横綱の白鵬(34=宮城野)が、優勝へ王手をかけた。小結阿炎(25=錣山)を押し出しで下して12勝1敗とした。明日14日目に白鵬が白星を挙げれば、3月場所以来の幕内優勝が決まる。敗れた阿炎は7勝6敗。

3敗で白鵬を追う小結朝乃山(25=高砂)は、前頭4枚目琴勇輝(28=佐渡ヶ嶽)を押し出して10勝3敗。9勝3敗の前頭10枚目正代(28=時津風)は前頭6枚目炎鵬(25=宮城野)を寄り倒し、両力士は優勝争いに踏みとどまった。

左大胸筋負傷からの復活を目指す大関貴景勝(23=千賀ノ浦)は、前場所優勝の関脇御嶽海(26=出羽海)を突き出した。9勝4敗とし、二場所連続の二桁勝利へあと1勝に迫った。敗れた御嶽海は6勝7敗。

人気力士の小結遠藤(29=追手風)は前頭3枚目宝富士(32=伊勢ヶ浜)を寄り切った。遠藤は6勝7敗、宝富士は5勝7敗。