秋田県横手市出身の西幕下28枚目将豊竜(23=時津風)は、悔しい今年の締めくくりとなった。

自己最高位ですでに勝ち越しを決めていたが、鳩岡(木瀬)に押し倒されて5勝目を逃した。「見ていきすぎた。気持ちの弱さですね。勝ちたい気持ちが出過ぎた。後悔しますね」。持ち味は立ち合い、ぶちかましてからの一気の攻めだが、小柄な相手への警戒心を強めて本来の相撲を失った。それでも番付の更新は確実。「いろいろ経験できた場所。もっと前に出る力をつけていきたい」と来年に向けた思いを新たにした。