大相撲冬巡業を襲っている、インフルエンザの猛威が止まらない。10日は長崎・諫早市で行われ、小結朝乃山が、ぶつかり稽古で約4分、横綱白鵬に胸を借りた。突然の指名だったといい、申し合いの直後で砂まみれになったが「うれしいです。昔に比べれば、少しは押せるようになった」と手応えもつかんだ。

体調不良の感覚から、熱を測ったが「36度2分でした」と平熱で、疲労の蓄積と認識し苦笑い。1年後には師匠の高砂親方(元大関朝潮)が定年を迎える。同親方はかねて朝青龍に続く横綱を育てたい夢があり「師匠の夢に近づきたい」と、来年の飛躍を誓った。