日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

横綱は、2場所連続44回目の優勝を狙う白鵬(34=宮城野)が4場所ぶりに東に就いた。先場所、初日に急きょ休場した鶴竜(34=陸奥)は3場所ぶり7回目の優勝を目指す。

大関は、東が復帰2場所目の貴景勝(23=千賀ノ浦)、西は先場所、2日目から休場した豪栄道(33=境川)が9度目のかど番で臨む。

先場所、新三役の小結で11勝4敗の好成績を挙げた朝乃山(25=高砂)が、東の新関脇に就いた。新関脇は今年初場所の貴景勝以来で、高砂部屋からは07年秋場所の朝赤龍(現錦島親方)以来。富山県からは86年秋場所の琴ケ梅以来、戦後3人目で、近大出身では16年秋場所の宝富士(32=伊勢ケ浜)以来3人目。三段目付け出しデビューでは初めてとなった。西の関脇は、先場所までの大関から陥落した高安(29=田子ノ浦)。先場所の栃ノ心(32=春日野)に続く大関降下で、先々場所の貴景勝からの3場所連続大関降下は、昭和以降初めてとなった。

新小結から8勝、9勝、9勝と勝ち越しを続けている阿炎(25=錣山)は、番付運に泣かされ今場所も東の小結に据え置きとなった。4場所連続小結は、06年名古屋場所~07年初場所の稀勢の里(元横綱、現荒磯親方)以来だ。西小結の大栄翔(26=追手風)は、先場所の朝乃山に続き晴れの新三役。追手風部屋からは18年夏場所の遠藤(29)以来で、埼玉県からは今年名古屋場所の阿炎以来、戦後5人目となった。

初場所は、来年1月10日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。12日の初日を迎える。