日本相撲協会審判部は10日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、同所で開催される大相撲初場所(12日初日)の、初日と2日目の取組を発表した。

成績次第で大関昇進の声がかかりそうな注目の新関脇朝乃山(25=高砂)は初日、17場所連続で在位した三役から陥落の西前頭2枚目の御嶽海(27=出羽海)と対戦する。過去の対戦成績は御嶽海の3勝1敗となっている。2日目は東前頭3枚目の玉鷲(35=片男波)と対戦する。

両横綱は、白鵬(34=宮城野)が新三役の小結大栄翔(26=追手風)の挑戦を受ける。先場所は2日目に対戦し、大栄翔が金星を奪っている。2日目は東前頭筆頭の遠藤(29=追手風)戦だ。鶴竜(34=陸奥)は、東前頭筆頭の遠藤(29=追手風)と対戦。2日目は4場所連続小結の阿炎(25=錣山)と当たる。

9度目のかど番で迎える大関豪栄道(33=境川)は、東前頭2枚目の北勝富士(27=八角)戦で初日を迎える。先場所、在位3場所目で大関として初めて勝ち越した貴景勝(23=千賀ノ浦)は西前頭筆頭の妙義龍(33=境川)と当たる。また大関から陥落し、今場所10勝以上で復帰できる関脇高安(29=田子ノ浦)は玉鷲と対戦する。

十両以上の初日からの休場力士は、西前頭3枚目の琴勇輝(28=佐渡ケ嶽)と東十両筆頭の友風(25=友風)の2人。また、前任の阿武松部長(元関脇益荒雄)の退職で空席となっていた審判部長は、九州場所担当部長の境川理事(元小結両国)が代理で務める。11日は同所で土俵祭が執り行われ、12日の初日を迎える。