日本相撲協会審判部は10日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、同所で開催される大相撲初場所(12日初日)の、初日と2日目の取組を発表した。

前任の阿武松部長(元関脇益荒雄)の退職で空席となっていた審判部長を、代理で務めることになった九州場所担当部長の境川理事(元小結両国)も会議に出席。「横綱、大関にとっては(三役以下の)上位が元気だから、初日からたいへんでしょう。面白い取組になるのでは」と熱戦を期待した。次期大関候補と目される新関脇の朝乃山(25=高砂)については「誰と当たっても力は拮抗(きっこう)している。頭1つ、2つ抜けているのはいない」と若手成長株とはいえ、飛び抜けた存在でないことで混戦にも期待。「いかに上手に出だしを行く(滑り出す)かがカギ」と見通しを示した。9度目のかど番で臨む愛弟子の大関豪栄道(33)については「尻上がりに良くなっている」と期待を込めた。