大関陥落後、序二段から10場所ぶりに十両に復帰した西十両13枚目の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、東十両10枚目の蒼国来を寄り切りで下して4連勝した。

立ち合いで左前みつと右上手を取り、左を差して盤石の体勢を作ってから寄り切った。

「当たってくる訳ではない」と、立ち合いで蒼国来の横の動きを警戒しながらも「低く低くいって、まわしを取れればいい」と焦りはなかった。「まわしを取ってからはじっくりという感じ。動きについていけたので圧力を少しずつかけた」と余裕があった。

土俵入りの際に初日から締めていた化粧まわしを、この日から別の物に変更。「変わらず応援してくれる方々のまわしを着けて、その姿を見せたい」と、序二段陥落後も応援し続けてくれた人への感謝を土俵の上で示している。