元横綱大鵬の孫、東幕下5枚目納谷(19=大嶽)が1番相撲から2連勝とした。関取経験者の西幕下6枚目朝弁慶(30=高砂)と左四つで組み合い、土俵際まで寄られたが強引なすくい投げで転がした。

「(投げは)決めにいくつもりではなかった。相手も勝負を焦っていたのかもしれない」と冷静な表情。「高校時代の話にはなってしまうが、全国で優勝したときと同じような勝ち方だった。流れはいいと思う」。埼玉栄高3年時に国体少年の部で優勝した3年前を思い出し、手応えを口にした。

勝ち越しなら来場所の新十両昇進に向けて視界が開けてくる。