朝乃山は三役以上で唯一の無傷だったが、阿炎の強烈な突き押しに屈した。

警戒していたにもかかわらず、立ち合いでもろ手突きをもらうとなすすべなく後退。右に動いて相手の攻めの流れを切ろうとしたが、及ばなかった。支度部屋ではうつむきながら「前に出られなかった。ダメな相撲でした。自分の持ち味が出せなくて悔しい」と反省した。