元横綱朝青龍のおい、東十両14枚目豊昇龍(20=立浪)は西幕下筆頭若元春(26=荒汐)に敗れ、5勝3敗で中日を折り返した。

左差しを許して苦し紛れに小手投げを打ったが、相手の体勢を崩すことはできず、すくい投げで転がされた。「左を差されないようにと思ったけど、相手にうまく差された」と完敗を認めた。

この日から兄弟子の前頭明生(24)が左腕の負傷により休場した。場所前の稽古中に痛めたもので、豊昇龍も苦闘する兄弟子の姿を間近で見ていた。「(手負いでも土俵に上がる姿勢は)すごいと思った。明生関はけがしても(番付を)戻してくる。それくらいの力がある」と、早期の復帰を願った。