行司の最高位、立行司の式守伊之助(60=高田川)が結びの一番で軍配を差し違え、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)に謝罪した。

結びでは、小結阿炎が大関豪栄道を土俵際ではたき込み。阿炎が左足で残ったが、伊之助の軍配は豪栄道。物言いが付き、審判の協議の末、行司の差し違えで阿炎の勝利となった。

理事長室へ謝罪に出向いた伊之助は「最高位なんだから気を付けろと言われました」と、口頭で注意を受けたことを明かした。