徳勝龍が幕内一番乗りとなる勝ち越しを決めた。手つきが合わず3度目で立ち、突っ張りから左をのぞかせ寄り切った。

17年夏場所以来、約3年ぶりの幕内での給金直し。負け越せば十両陥落が確実な幕尻で「本当に一番下だから勝ち越すしかない」と、文字通り尻に火がついている。18日に母校、近大相撲部の監督だった伊東勝人さんが天国に旅立った。「もう声が聞こえないのは寂しいがいい報告がしたい」と、力を込めた。