大関豪栄道(33=境川)が関脇朝乃山(25=高砂)に敗れて8敗目を喫し、2場所連続の負け越しにより来場所の関脇陥落が決まった。琴奨菊(現前頭13枚目)らの32場所を越える、史上9位の大関在位33場所が途絶えることになる。朝乃山は7勝5敗。

初優勝を狙いトップを並走する平幕2人はともに勝った。前頭4枚目正代(28=時津風)は小結阿炎(25=錣山)を、前頭17枚目徳勝龍(33=木瀬)は前頭11枚目輝(25=高田川)をともに突き落とし11勝1敗。阿炎は5勝7敗、輝は9勝3敗。

2敗で追う大関貴景勝(23=千賀ノ浦)は、12場所ぶりの平幕で迎えた元大関の前頭6枚目栃ノ心(32=春日野)に攻め込まれながら、逆転の小手投げで下し10勝2敗。栃ノ心は5勝7敗。

人気の小兵、前頭5枚目炎鵬(25=宮城野)は関脇高安(29=田子ノ浦)に食らいつき、最後は下手投げで破り7勝5敗。高安は4勝8敗で負け越しが決まった。

序盤に2横綱1大関を破った前頭筆頭遠藤(29=追手風)は前頭2枚目北勝富士(27=八角)に押し出され7勝5敗。北勝富士は9勝3敗。

平幕2人がトップを並走する優勝争いは1敗に正代と徳勝龍、2敗で貴景勝が追う。