徳勝龍が幕内では自己最多に並ぶ11勝目で、首位の座を守った。

左四つで寄られたが、右からの突き落とし。連日の土俵際での逆転劇を見せた。「たまたま。危なかった」。左四つは北の湖部屋預かりだった幕下時代に、故北の湖親方(元横綱)から薦められた型。「(同親方とは)全然強さが違うけど、それまで押し相撲だったので幅が広がった」と感謝していた。

優勝争いについては「1番下(幕尻)なのでプレッシャーを感じる必要はない」と淡々としていた。