日本相撲協会は24日、大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。

横綱は先場所同様、東が2場所ぶり44回目の優勝を狙う白鵬(34=宮城野)、西が鶴竜(34=陸奥)で4場所ぶり7回目の優勝を目指す。ともに先場所は途中休場しており再起の場所となる。

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初場所でかど番だった大関豪栄道(現武隈親方)が引退したため、春場所は貴景勝の1人大関となった。これに伴い西横綱の鶴竜が大関を兼ねる「横綱大関」として38年ぶりに番付に記載された。1人大関は82年初場所の琴風以来で、当時は北の湖が「横綱大関」と併記された。横綱が力士の最高位となった1909年(明42)以前は大関が最高位。平幕の成績優秀力士から補うことのできる小結、関脇と違い、大関は昇進条件があるため、不在の場合は横綱が大関を兼ねることとなっている。