大相撲史上初の無観客開催となった春場所は、休場明けの横綱白鵬(34=宮城野)が無傷の4連勝を飾った。前頭2枚目隠岐の海(34=八角)を上手投げで下した。敗れた隠岐の海は1勝3敗。

3場所連続途中休場から復活を目指す横綱鶴竜(34=陸奥)は、前頭筆頭高安(29=田子ノ浦)を突き落とした。鶴竜は3勝1敗、高安は4連敗。

1982年初場所の琴風以来38年ぶりに1人大関で臨む貴景勝(23=千賀ノ浦)は、前頭筆頭大栄翔(26=追手風)に押し出されて2勝2敗。大栄翔は1勝3敗。

今場所12勝で大関昇進の目安の「三役で3場所33勝」に到達する関脇朝乃山(26=高砂)は、小結北勝富士(27=八角)をすくい投げで無傷の4連勝とした。北勝富士は2勝2敗。もう1人の関脇正代(28=時津風)は小兵の人気力士、前頭4枚目炎鵬(25=宮城野)を寄り切って3勝1敗。炎鵬は1勝3敗。

初場所で20年ぶりの幕尻優勝を果たした前頭2枚目徳勝龍(33=木瀬)は、人気力士の小結遠藤(29=追手風)に寄り倒されて4連敗。遠藤は2勝2敗。

勝ちっ放しは白鵬、朝乃山、前頭3枚目御嶽海(27=出羽海)、前頭13枚目碧山(33=春日野)、前頭12枚目石浦(29=宮城野)、前頭9枚目隆の勝(27=千賀ノ浦)。