蜂窩(ほうか)織炎による発熱で途中休場し、11日目から再出場した西前頭15枚目千代丸(28=九重)が、復帰後初めて報道陣の取材に対応し、自身の状態について説明した。この日は西前頭10枚目栃煌山を引き落としで破り、7勝目を挙げて幕内残留に大きく前進。11日目、12日目は報道陣が待つミックスゾーンに立ち止まらなかったが、この日は足を止めた。

一時は40度まで熱が上がった体調について「もう戻った。体は元気です」と話した。この日も右足に足袋、左のふくらはぎにテーピングを施したが「意外と(足に)痛みはない。休場する前も調子は良かった。その感覚も残っている」とアピールした。熱は36度5分まで下がったという。

休場が続けば十両陥落の危機だったが「リンパが腫れて痛かったから蜂窩(ほうか)織炎だと思った。いつでも出られるような気持ちでいた」と淡々。「一応、病院で点滴を打つ」と、足早に会場を引き揚げた。