十両で唯一2敗の東十両6枚目琴勝峰(20=佐渡ケ嶽)が、西十両5枚目旭秀鵬に敗れ、初の十両優勝に足踏みとなった。

1差で追っていた兄弟子の東十両5枚目琴恵光が直前の取組で敗れ、勝てば優勝が決まる一番。突いて出てくる相手を見てしまう展開。「いつも以上に意識してしまって足が出なかった」と、相手の突きに対して後手に攻める展開。上体が突っ込んだまま前に出ると、体勢を崩して肩透かしで敗れた。

関取最年少のホープは「その一番、取組だけに集中することができなった」と猛省。優勝争いの重圧がのし掛かるが、1差でリードする状況は変わらない。来場所の新入幕もかかる千秋楽へ「悔いのないようにやりたい。気持ちで負けないようにしたい」と意気込んだ。