日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は27日、電話取材に応じ、延期が決まっていた夏場所(5月24日初日・両国国技館)の新弟子検査を5月12日に行う予定だとした。

新弟子検査は28日に行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期が決まっていた。当初から中止予定はなく、実施日が決まったが「情勢、状況によっては変更の可能性もある」と説明した。

夏場所の番付が発表され「番付は先場所の成績を表すものなので、今日予定通りに発表された。番付が発表されたからといって見通しが良くなったということではない」と話した。

番付発表翌日から、本場所に向けて本格的な稽古を再開する部屋は多い。「接触を避けるような形での稽古を続けて下さいという、理事長からの通達がある。各部屋の師匠がある程度判断していかないといけない。部屋の親方が見極めた上で稽古していくことが大事」と話した。

25日に感染が判明した、高田川親方(元関脇安芸乃島)と弟子の十両白鷹山、幕下以下の力士4人について、容体などの詳細は現在も収集しているという。