大相撲夏場所(24日初日、東京・両国国技館)が新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の延長により中止となったことを受け、新大関の朝乃山(26=高砂)が4日、日本相撲協会を通じて談話を発表した。新大関場所として臨む晴れの舞台は2カ月半後になったが「7月場所に向けて1日1日を大事に、今できることを続けていきます」と前を向いた。

朝乃山は史上初の無観客開催となった春場所で11勝4敗の成績を残し、場所後の昇進を決めた。

協会は7月19日に初日を予定していた名古屋場所の開催場所について、名古屋市内のドルフィンズアリーナから東京・両国国技館に変更することも発表している。3月の春場所と同様に無観客開催を目指す方針だ。